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北アルプス【常念岳から蝶ヶ岳で遭難】70代女性の安否は?遭難場所の気温と天候が気になる!

海の怖さは潮の流れであり、山の怖さは空気の薄さと天気の激変です。海山のあまりの美しさは、これらの「キバ」を常に隠し持っています・・。

常念岳から蝶ヶ岳へのルートを単独で登山中の70代の女性から警察に、「疲労で動けない」との救助要請がありました。ヤフーニュースによると、救助要請の確認は夕刻で、女性にはビバークの要請を出し、救助は、明けた早朝に開始とのこと。

標高2,857メートルの常念岳。夜間の気温は低くなり、天候も心配。そもそも、ビバークの準備って「きちんと」出来てるのでしょうか?気になったので調査してみました。ぜひ、ご覧ください。

北アルプス【常念岳から蝶ヶ岳で遭難】70代女性の安否は?携帯で「疲れて歩けない」28日早朝救助へ!

北アルプス常念岳から蝶ヶ岳に向かう登山道で埼玉県の70代女性が疲労により行動不能となり、警察が28日早朝から救助に向かう予定です。

出展:「疲れて歩けない」 単独登山の埼玉の70代女性が遭難 北アルプス常念岳から蝶ヶ岳に縦走中 県警ヘリなど28日早朝から救助へ(NBS長野放送) – Yahoo!ニュース

 

6月27日午後4時過ぎ、山小屋から「宿泊予定の登山者が到着しない」と警察に情報提供があり、登山者の「埼玉県鶴ヶ島市の70代女性」に、警察が携帯電話をしたところ、本人より「疲れて歩けない」との救助要請がありました。

  • 女性は、6月26日に単独で入山。
  • 27日に、常念岳から蝶ヶ岳への縦走中、疲労で行動不能に。
  • 目立ったけがはない模様で、警察は女性にビバークするよう指示。
  • 28日早朝、県警ヘリと安曇野警察署山岳遭難救助隊員などが救助に向かう予定。

女性が遭難した「常念岳から蝶ヶ岳への縦走ルート」の距離はどのくらいなんでしょう。そして、現在、そのどの辺で遭難しているのでしょう?常念岳は、「標高2,857m」で、夜間の気温の低下が危惧されます。また、天候の変化も・・。

警察は、70代女性にビバーク(不時露営)するように指示していますが、ビバークには、それ相応の準備と場所の選択と経験が必要です。女性の安否がとても心配です。

ただ、遭難した山域が、携帯電話の通話可能エリアだったことは幸いでしたね。

北アルプス【常念岳から蝶ヶ岳で遭難】70代女性の安否は?遭難場所の気温と天候が気になる!

北アルプスの「常念岳から蝶ヶ岳」の距離はどのくらいなんでしょう?

※ 地図上の「+-の記号」をクリックすると拡大が可能なので、詳細を御覧頂けます。

距離にして、「6.1キロ」ですが、所要時間は「2時間30分」とあります。

70代女性の「疲れて歩けない」には、ワケがあります。標高3千メートル級の空気はひどく薄いです。筆者が若気の至りで「北岳」に初めて登った際、頂上付近で急に体が重くなりました。少し休むと元気になりますが、20メートルも歩かない内に「どっと疲れが・・」。これの繰り返しでやっと登頂しましたが、山って怖いです。

ルート付近の気温と天候を確認してみます。

常念岳付近として・・

  • 午前0時の「3,100m付近」で、気温「9度」で風速「10m」。
  • 翌朝6時まで、天気は「晴れ」となっています。

常念岳の天気 | てんきとくらす [天気と生活情報]より。

 

ちょっとホッとしましたが、山の天気ばかりはわからないので不安は残ります。問題は、不時露営(ビバーク)の指示が警察から女性に出されていることです。

北アルプス【常念岳から蝶ヶ岳で遭難】70代女性はビバーク(不時露営)出来る?手持ちの装備が気になる!

ビバークとは、泊まる予定でない野外に、緊急に泊まることです。70代の女性の場合、「常念岳から蝶ヶ岳」の山の稜線上で、動けなくなってしまった。なので、動けなくなってしまったその「遭難場所」で「ビバーク」するわけです。

※ 地図上の「+-の記号」をクリックすると拡大が可能なので、詳細を御覧頂けます。

ビバークには、その為の準備が無いと出来ませんし、ビバークに適した場所の選択が肝心です。はっきり言って、稜線上では、強風に吹きっさらしなので、少しでもそうでない所への移動が好ましいです・・。しかし、「疲れて動けない」70代女性に、それがどこまで可能なのか心配です・・。それと、やはり経験の有無です。

詳しくは⇒ 登山中にビバークする方法と装備一式!緊急時でも冷静にビバークしよう – てくてく登山

一刻も早い救助が待たれるところです。

【まとめとご案内】北アルプスの常念岳から蝶ヶ岳で遭難中の70代女性の安否は?

北アルプスの常念岳から蝶ヶ岳に至る登山ルート上で、疲労で動けない70代女性より救助依頼があった件についてまとめてみました。

以下にご紹介している記事は、気になった最近のニュースを「深掘りしてまとめた」ものです。