時事速報

【緊急小口貸付】収入減少って何?具体的な実例や審査の条件を相談した体験報告!

齢65歳となり、自営業の低迷でついに生活資金がショートすることに。

既にこれまで、考えられる借金は全て実行して、これ以上は手立て無し。65歳の壁の大きさを知る事になりました。さらなる借り入れ先を種々模索するも叶わず・・。

そんな折、「緊急小口貸付(特例貸付)」の存在を知りました。申請通過はコロナ禍による収入減少が決め手です。

しかし具体的にどういった状況が「コロナ禍による収入減少」と認められるのかが判りません。実例が示されると良いのですが、そうしないと申請の審査通過の条件がどこまでも不明瞭です。

そこで「緊急小口貸付(特例貸付)」の申請の為の相談に赴きました。この記事では、相談をした際に体験した内容について報告しています。

よろしければ御覧ください。

【緊急小口貸付(特例貸付)】収入減少って何?申請に至った経緯

令和3年に齢(よわい)65歳になった者の体験です。

生活資金のショートが確実に1ケ月先には訪れることが確定しました。

このような状況に至った経緯を簡単に申し上げます。

某施設で夜間専門の肉体労働に10年程従事していましたが、ある日突然、瞬間的な失神で流血を伴う労災事故を2度起こしてしまい、その後、眩暈(めまい)の症状が著しく、心療内科も受診するに至りました。

これ以上、同業務の従事は不可能となり、退職に至りましたが、趣味でやっていた「アフィリエイト」の調子が良くなって来たので、業界の仲間の協力を得て、専業で頑張ることとし、合同会社を立ち上げました。

立ち上げた翌年、コロナ禍に突入。展開するサイトの分野へのアクセス激減や検索エンジンのアルゴリズム更新により、急激に収入が減少。業界仲間の方々も撤退して行きました。結果、初年度は、法人税納付額「0円」で、法人地方税の均等割額のみ納付して終わりました。

再就職(アルバイト・パートも含む)も考えましたが、法人2期目に入り、若干アフィリエイト収入が増加傾向となって、アルバイトで取られる時間でそれ以上の収入(粗利)が見込めていたので、アフィリエイトを継続することにしました。

資金不足や法人としての実績が無く、銀行に法人口座を開設出来ない状況で、法人の収入とコストも個人の生活に必要な経費も、個人口座1本で賄っている状況でした。

一戸建の家のローンや子供の学資借り入れのローン等々も多く、いよいよ、個人口座の自動引き落としが1か月先には数万円ショートする事態となりました。

幸い、2か月前に家のローンを完済し、65歳到達での年金申請も済ませ、3か月後には、その恩恵にあずかれる状況ではありますが、2か月分の資金ショートは回避出来ません・・。

生命保険貸付はほぼ限度まで借り入れ済み。クレジットカードのキャッシングリボ払い「2カ所」も限度まで借り入れ済み。といった状況で、その他資金ショートを回避する方法も模索しましたが、年齢的にカードローンは不可能で、不動産担保ローンも事業者貸付も不可で、いよいよ窮する状況となりました。

そこで見つけたのが、コロナ禍にあって、国が創設した【緊急小口貸付(特例貸付)】という制度でした。


新型コロナウィルス感染症の影響により、収入減少があった世帯の資金需要に対応するため、生活福祉資金貸付制度の緊急小口資金及び総合支援資金(生活支援費)について、特例措置が設けられました。

出展:新型コロナウイルス関連情報|千葉県社会福祉協議会

生活福祉資金貸付制度のうち、当方が該当するのが「緊急小口資金」であったので、さっそく申請することにし、「地元の社会福祉協議会」に電話を入れました。すると、種々の質問があり、回答する中、準備する添付書類などを用意して面談に臨むこととなり、その日程が申し渡されました。

面談に臨み、「コロナの影響による収入減」を証明するにはどうしたら良いか?種々考え、時間をかけて可能な限りの資料を用意して臨みました。

コロナの影響による収入減少を証明する具体的な実例や審査通過の条件が何なのか?本当によくわかりませんでした。しかし、実際に申請のための面談に臨み、ある程度具体的にわかったので報告したいと思います。

【緊急小口貸付(特例貸付)】収入減少って何?具体的な実例や審査の条件を相談した体験報告!

地元の社会福祉協議会を訪れて申請のための面談に臨むにあたり、事の経緯を出来るだけ詳細にまとめた文書を用意して行ったので面談自体はスムーズに進みました。

「コロナの影響による収入減」の認定という観点から、収入減とコロナ禍の影響との因果関係が認められないということで、申請は出来ても、まず審査は通らないと言われました。

要するにダメでした。具体的にはまず、直近4か月程の売上減少が見られない事が、コロナ禍との因果関係なしであっても厳しい条件とのことでした。頑張って、押して押しての資金ショートにコロナの影響があったのは確かですが、その証明の手立てが無いのです。

そこで、提案のあったのが、息子の勤務先での収入減を活用する方法でした。当初設定のコロナの影響で、わずかでも支給が減少している状況であれば「申請は可能」とのことでした。具体的には、息子本人が貸付への申請をする形になります。

息子はおかしな遊びも酒もたばこもやらず、少ない給料から家に生活費をかなり入れてくれています。その息子への相談は気が引けましたが、実情を話すと・・・【給料は全く減っていませんでした】。息子の勤務する企業側が給付申請する中から、給料の減額を回避していたのです。

ただ、2か月の資金ショートに対して、1か月分はなんとかということになり、後は、法人業務での収入増へ残り「半月間」全力を挙げることとなりました。

どうなるか?頑張るしかありません。恐るべきは「貧すれば鈍す」という事です。焦ってもしかたありません・・。

【緊急小口貸付(特例貸付)】審査と入金(振込)までが全く緊急では無い件

当初、市の社会福祉協議会に「緊急小口貸付」の「申請の為の面談」を申し入れた際、その「予約」が取れたのは、7日後でした。申請後、県に審査に回し申請が通った場合に入金(振込)になるのは3週間後と言われました。この段階で1か月後の資金ショートは回避できないことがわかりました・・。

「緊急小口貸付」ではなく、総合支援資金(生活支援費)はと聞くと、1か月半かかると言われました・・。

緊急だから借りたい者に、緊急に貸してくれるというものとは到底言えません。お役所のお仕事なので致し方無いとは思いますが、【緊急貸付】という文言に期待する前に、早めの早めの対応が必要な現状です。

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