時事速報

【音楽業界4団体】自民党支持の理由やメリットは?今井生稲支援に反対派の目的も気になる!

2022年7月10日投票の参議院議員選挙に向け、盛んな選挙戦が繰り広げられています。

与党自民党では、東京選挙区に生稲晃子氏、比例代表に今井絵理子氏を公認候補としていますが、生稲氏は元「おニャン子クラブ」のメンバーであり、今井氏は元「SPEED」のメンバーと、共に若くして芸能界で活躍した人物ですね。

ヤフーニュースによると、音楽業界4団体が、この両氏を支持表明した事に対して、疑問視する声がSNSでさっそく挙がったとのことです。大きな4団体が特定の候補を支持することで、音楽業界全体の支持と取られ兼ねないから、というのがその理由。

音楽業界4団体が支持表明をしたメリットや、これに反対する関係者について調査してみました。是非。御覧ください。

【音楽業界4団体】自民党支持のメリットや理由は?今井・生稲特定候補支援に反対抗議の声!

7月10日に投開票が行なわれる第26回参院議員選挙に、自民党公認で東京選挙区から生稲晃子氏、比例代表に今井絵理子氏が立候補した。

出展:音楽業界4団体の今井絵理子、生稲晃子支持に「SaveOurSpace」が抗議声明。賛同人は2,000人超え(CINRA) – Yahoo!ニュース

 

第26回参院議員選挙の自民党公認候補の2人

  1. 東京選挙区:生稲晃子氏(元「おニャン子クラブ」のメンバー)
  2. 比例代表:今井絵理子氏(元「SPEED」のメンバー)

そんな2人を、音楽業界4団体(日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、コンサートプロモーターズ協会、日本音楽出版社協会)が支持を表明。SNS上では、音楽関係者らから疑問視する声が上がっている。

出展:音楽業界4団体の今井絵理子、生稲晃子支持に「SaveOurSpace」が抗議声明。賛同人は2,000人超え(CINRA) – Yahoo!ニュース

 

中でも、「日本音楽事業者協会」は、エイベックス、太田プロ、研音、サンミュージック、第一プロ、長良プロ、バーニング、ホリプロ、マセキ芸能、マナセプロ、吉本興業、渡辺プロなど、数多くの有名プロダクションが加盟しており、芸能プロダクションが加盟する業界団体の中では最大規模と言われています。

この音楽業界4団体の自民党2候補への支持に異議を唱え、反対しているのが「SaveOurSpace」という団体です。「SaveOurSpace」 は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業停止を行う文化施設に対する国による助成金を求める活動を展開する団体です。

「SaveOurSpace」が異議を唱え反対する理由は以下の通りです。

音楽業界内において大きな影響力を有する4団体が連携して特定の候補者の支持を公に表明するという事態は、音楽業界全体が当該候補者を支持するというメッセージとして社会に受け取られかねない。これらの候補を支援する明確な理由および支援するに至った経緯を公に説明する義務があるとしています。

また、「SaveOurSpace」は、抗議の表明に際し、自民党の姿勢にも異議・疑問を呈しています。

★ 音楽文化が多様性や少数者を包摂する営みである事に対し、生稲氏は「同性婚の法制化」に反対しており、自民党も「同性婚の法制化」や「LGBT平等法」に反対する唯一の主要政党である。

★ 小規模事業者に大きな経済的ダメージが予想されるインボイス制度の導入を推進している。

そして、「SaveOurSpace」では音楽関係者、業界関係者の賛同人を募集しており、7月3日15時時点ですでに賛同人は2,000人を超えているとのことです。

音楽業界4団体による今井絵理子氏と生稲晃子氏の支持表明への抗議/ 賛同フォーム⇒ Save Our Space

自民党としては、かつて多くのファンもいて知名度のある2人を擁立したことに不自然さは無いと思います。また、彼女らが深く関与している「音楽業界4団体」からの支持は大歓迎かと思います。ただ、「音楽業界4団体」が支持表明することでのメリットとは何でしょう?

反対に、「音楽業界4団体」が支持表明することに異議を唱える「SaveOurSpace」や、これに賛同するメンバーの真意はどこにあるのでしょう?「賛同人は2,000人を超えている」とは言え、この数字は非常に少ない人数かと思いますが・・。

【音楽業界4団体】自民党支持のメリットや理由は?生稲晃子・今井絵理子両候補者を支持表明!

音楽業界4団体による自民党支持の理由や目的やメリットとは何でしょう?

6月30日に、音楽業界4団体の代表も集って行われた、東京自民党本部での決起大会。ここでの生稲晃子・今井絵理子両候補者の発言の一部が以下となります。なお、生稲晃子氏の所属事務所はプロダクション尾木、今井絵理子氏がメンバーだったSPEED(スピード)の所属事務所はライジングプロダクションで、共に、日本音楽事業者協会に加盟しています。

【今井絵理子氏】
これからもこの業界の発展と、アーティストのみなさん、お一人ひとりの力になれるように。経験と取り組みを通してしっかりと実現していきたいです

出展:今井絵理子&いくいな晃子、参院選「勝つぞー!」 音楽業界4団体も期待「解決すべき問題山積み」(オリコン) – Yahoo!ニュース

【生稲晃子氏】
芸能界、音楽業界、非常に大変な思いをされました。疲弊された。誰が悪いわけではありませんが、くやしくて仕方ありませんでした。でも、光がいずれ灯ると思います。何かのお力になりたい。私にできることは何でもします

出展:今井絵理子&いくいな晃子、参院選「勝つぞー!」 音楽業界4団体も期待「解決すべき問題山積み」(オリコン) – Yahoo!ニュース

 

両氏共に、音楽に携わる全て方々への貢献を誓っています。これに対して、日本音楽事業者協会の会長を務める瀧藤雅朝氏は、両氏の発言をたたえつつ、次のように発言しています。

業界は大変な損害を抱えております。これをなんとかしていかなければならない。数々の中止によって、大変苦労しております。ネット上の誹謗中傷など、解決していかなければならない問題が山積みです」と説明。「日本のエンターテイメント自体、もっともっと政治の力をお借りしていかなければなりません。

出展:今井絵理子&いくいな晃子、参院選「勝つぞー!」 音楽業界4団体も期待「解決すべき問題山積み」(オリコン) – Yahoo!ニュース

 

数々の音楽イベント数々の中止やネット上の誹謗中傷などをほんの一例として挙げ、「日本のエンターテイメントには政治の力が必要」としていますね。「政治の力」を得ることこそ、自民党公認の両候補支持の理由であり目的でありメリットであることがわかりますね。

「SaveOurSpace」ら自民党支持に反対の理由や目的は?野党支援の可能性が気になる!

「SaveOurSpace」らのメンバーは、「音楽業界4団体」の自民党支持に対して、異議を唱える際に、自民党が「小規模事業者に大きな経済的ダメージが予想されるインボイス制度の導入を推進している」点を指摘しています。

「インボイス制度の導入」とは、小規模事業者からの仕入れや役務の提供については仕入税額控除が出来ない「デメリット」があるので、小規模事業者が取引をしてもらえなくなる可能性がある、ということです。

要するに、「インボイス制度の導入を推進している自民党」を支持することは、大手音楽事務所にはメリットがあるが、小規模な音楽事業者には「デメリット」であるということです。インボイス制度の実施は、2023年10月1日からです。この点、与党自民党はどう対処するつもりなのでしょうか・・。

それはともかく、参議院議員選挙2022の渦中にあって、「SaveOurSpace」らの自民党支持反対の抗議は、対立政党に有利に働くことも考えられます・・。背後に、いずれかの野党が関係している・・との考えてしまいますがどうなんでしょう。

【まとめとご案内】音楽業界4団体の自民党支持のメリットは?

音楽業界4団体が「参院選2022」で自民党の生稲晃子・今井絵理子両候補者を支持することを表明した件についてまとめてみました。

以下にご紹介している記事は、気になった政治に関するニュースを取り上げたものです。