時事速報

【強盗放火殺人事件】岩崎恭子容疑者に逆転無罪の可能性はある?状況証拠で有罪か検証!

友人宅訪問時、友人の車につい「キズを付けて」しまい、弁償を確約。翌日、友人は車で事故に遭い車は大破。結局、弁償はしないことに・・。辛い想い出でした・・。そんな想い出をよみがえらせた事件をヤフーニュースで知りました。

1000万円の借金を負っていた容疑者が、貸し主の男性を家ごと燃やして殺害し、「なかったことに」した、という事件が「初公判」を迎え、容疑者は「前面否定」している、というニュースでした。

罪に問われているのは「岩崎恭子容疑者(47歳)」という女性です。いったい、岩崎容疑者はどんな手口で犯行に及び、起訴されている内容を「前面否定」しているのでしょう?非常に気になりましたので、事件の経緯を整理しつつ、もしやの「逆転無罪」の可能性などについて、調査してみました。是非、ご覧ください。

「私は放火していません」?仙台地裁で【「強盗放火殺人」岩崎恭子容疑者】の初公判!

2020年1月に、宮城県大崎市の男性の自宅に火をつけて殺害したとされる、「岩崎恭子容疑者(47歳)」の罪を問う初公判が仙台地裁で開かれましたが、岩崎恭子容疑者は「私は放火していません」と無実を主張しています。

 起訴状などによりますと岩崎被告は2020年1月、大崎市古川の菊地稔男さん(当時72歳)から借りた約1000万円の返済を免れようと、菊池さんに睡眠薬を飲ませて眠らせた上、自宅に放火し殺害した罪に問われています。

出展:72歳男性自宅に火をつけ殺害した罪 被告の女が無実を主張「放火していません」 (khb東日本放送) – Yahoo!ニュース

 

要するに、「1,000万円の借金を逃れるために貸し主の男性宅に放火して殺害した」ということですね。

 仙台地裁で開かれた30日の初公判で、岩崎被告は「私は放火していません。保険金をだまし取ろうとしたことはありません」と無実を主張しました。

出展:72歳男性自宅に火をつけ殺害した罪 被告の女が無実を主張「放火していません」 (khb東日本放送) – Yahoo!ニュース

 

放火殺人はわかりましたが、「保険金をだまし取ろうとしたことはありません」ってどういうことでしょうか?放火・殺害した菊地稔男さんに死亡保険金をかけていたのでしょうか?それとも、菊地稔男さん宅の火災保険金を受け取ろうとしたのでしょうか?

有罪を主張する検察側と無罪を主張する弁護側。しかし、記事を読んだ当方としては、この記事だけでは釈然としないので、事件の経緯から確認したいと思いました。

【強盗放火殺人事件】岩崎恭子容疑者に逆転無罪の可能性はある?状況証拠で有罪か検証!

犯罪者といわれると「そうなのか・・」と思ってしまうような顔・・かもしれませんが、あくまでも、判決が下るまでは「容疑者」ですね。

岩崎恭子容疑者の初公判で、放火・殺人の事件があったのは、【2020年1月】となっています。そして、この事件で、岩崎恭子容疑者が逮捕されたのが、【2020年8月27日】です。罪状は『強盗殺人と現住建造物等放火容疑』です。ところが、調査の結果、後日、「再逮捕」されていることがわかりました。

【2020年11月27日】に、自宅アパートを放火して300万円の保険金を詐取未遂をしたとして、再逮捕されています。

初公判での岩崎容疑者による、「保険金をだまし取ろうとしたことはありません」という発言は、「自宅アパートの火災保険金300万円」のことを言っていることがわかりました。

「1,000万円の借金を逃れるために借主の男性宅に放火して殺害した」罪と、「自宅アパートの火災保険金300万円」をだまし取ろうとした2つの罪で起訴されているようです。そして、これに対して岩崎容疑者は、「2つの放火も火災保険金のだまし取りの事実もない!」と言っているのですね。

大きな事件だったので、過去にスクープもされていました。

パチパチと激しい音をたてながら、燃え盛る木造家屋。現場には、火の勢いで難航する消火作業をじっと眺めている女がいた。家に火を放ち、主を焼き殺した岩崎恭子容疑者(45)だーー。

出展:「宮城のドン・ファン」を家ごと焼き殺した45歳毒婦の犯行動機 | FRIDAYデジタル

 

断言する表現から、火災現場を眺めていたのは事実のようです。岩崎容疑者が犯人であった場合、「毒婦」に値する挙動ではあります。そして、「FRIDAY」の推定取材は続きます。

身の回りの世話をし、菊池さんからの信頼を得た岩崎容疑者。しだいに本性を現す。

「菊池さんから、カネを借りるようになったんです、借金は複数回にわたり、総額は1000万円にのぼります。警察の捜査で借用書のような書類も、複数見つかっている。借金が膨らみ、さすがに菊池さんも返済を求めるようになりました。岩崎容疑者は、徐々に菊池さんを煙たく感じ始めたのでしょう」(同前)

(中略)

元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。

「一人暮らしで裕福な高齢者だと知り、菊池さんの寂しい気持ちにつけ入り関係を深めたのでは。借りた金額も最初は数万円程度だったのが、高額にエスカレートしていったと思われます。さらに高額なカネを要求し、『もう貸せない』と断られた可能性がある。

出展:「宮城のドン・ファン」を家ごと焼き殺した45歳毒婦の犯行動機 | FRIDAYデジタル

 

「岩崎容疑者は、徐々に菊池さんを煙たく感じ始めたのでしょう」、「『もう貸せない』と断られた可能性がある」と、推定であって、その確証があるわけではありませんね。 また、「菊池さんに睡眠薬を飲ませて眠らせた上、自宅に放火し殺害した罪に問われています」というニュース記事についてですが、以下のようなスクープ記事もあります。

事件は今年1月15日午前9時前に起きる。岩崎容疑者は、菊池さんの家に火を放ち焼死させたのだ。遺体は損傷が激しく、外傷があったかも不明だという。

出展:「宮城のドン・ファン」を家ごと焼き殺した45歳毒婦の犯行動機 | FRIDAYデジタル

 

「菊池さんに睡眠薬を飲ませて眠らせた」という事実が、「遺体は損傷が激しく、外傷があったかも不明」という状況から、確認できるものでしょうか?結局、これも推定に過ぎないように感じますがいかがでしょう。

強盗放火殺害事件の一連の出来事が、図ったように集中して起きている事や、借金の大きさを考えると、確かに「限りなく黒」と思えるのですが、それらは全て【状況証拠(じょうきょうしょうこ)】に過ぎないのではないでしょうか?その場合、岩崎恭子容疑者の【逆転無罪!】もありうるのではないでしょうか?判決は「8月10日」とのことです。

岩崎恭子容疑者の強盗放火殺人事件で情況証拠は本当に弱い証拠なのか?

こちらは、金メダリストの「水泳の岩崎恭子さん!」です。同姓同名というのが、迷惑な話かと・・。

強盗放火殺人の罪については、状況的に、岩崎恭子容疑者は「限りなく黒?」と思われるのですが、やはり、【状況証拠(じょうきょうしょうこ)】過ぎない場合は、逆転無罪の可能性があるのではないか?というのが、筆者の考えですがどうなんでしょう?

これに対して、「情況証拠は本当に弱い証拠なのか?」という記事がありました。「情況証拠のみで事実認定をすることは本当に間違っているといえるのでしょうか」と問題提起しています。

直接的な証拠となる「事実」の確認に対して、事実を「推認」させる間接的な証拠を「情況証拠」と言いますが、きじでは、様々な観点から、【直接証拠と情況証拠との間には、価値の点で差がない】という事に言及しています。なので、岩崎恭子容疑者に状況証拠しかない?としても、十分に、有罪になる可能性はある、ということになるようです。

情況証拠は本当に弱い証拠なのか?情況証拠と直接証拠の違い | 弁護士法人泉総合法律事務所

【まとめとご案内】強盗放火殺人事件の岩崎恭子容疑者に逆転無罪の可能性はある?

強盗放火殺人事件の犯人とされる岩崎恭子容疑者の初公判が開かれ、容疑を全面否定する容疑者の有罪・無罪の判決について、調査・考察してみました。いずれにしろ、真の悪は裁かれるべき!との思いです。

以下に、ご紹介しているのは、最近のニュースのまとめ記事です。