市長選挙

【松戸市長選挙 2022】再選挙の可能性は?法定得票数と供託金没収点は何票か確認!

条件さえ整えば、選挙への立候補は「選挙権」によって認められています。各党派とも、時に当選の可能性が低くとも、党派と自身の主義主張のための立候補がなされます。それは良いとしても、主に首長選挙において、泡沫候補の林立という事態もあり、この場合は弊害の大きさが半端ではありません。

そんな選挙が、千葉県の松戸市長選挙で実現されようとしています。ヤフーニュースによると、現新総勢9名が市長選に立候補。異例の混戦で、法定得票数割れによる再選挙の可能性が懸念される事態に。

再選挙ともなれば、市民の多額の血税が再投入され、市長不在の市政運営も危惧されます。権利とは言え、泡沫候補の売名の為の出馬には納得がいきません。そこで、法定得票数と供託金没収点の票数が何票になるかの確認と共に、再選挙の可能性を調査してみました。是非、ご覧下さい。

【松戸市長選挙2022】再選挙の可能性は?選挙予算1億4千万!再選挙で1億円追加!!

5日に投開票が行われる千葉県松戸市長選は、現職と新人の計9人が立候補し、異例の混戦となっている。法定得票数に届く候補者が出なければ、再選挙となる可能性もある。今年11月には同市議選が控えており、「市議選への〝売り込み〟の思惑を持つ候補者もいるのでは」といぶかる声もある。

出展:異例の9人出馬 再投票なら多額の追加経費 千葉・松戸市長選(産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

法定得票数とは、市長選挙の場合、最低限、この票数以上を獲得していなければ、トップの得票数でも、当選と認められない票数のことで、有効な投票総数の「1/4」とされています。9名も立候補者がいる場合、泡沫候補も居るので、一人「1/9」ということはありませんが、候補者全員が「1/4」に満たない可能性もかなり高くなります。

9名もの候補者となった理由について、記事では以下のように記しています。

候補者が増えた背景として指摘されるのは、11月執行の市議選との関連だ。新人の候補者8人のうち、元市議が5人を占める。本郷谷氏の出馬表明が4月下旬までずれ込んだことも影響したとみられる。

市長選に出馬すれば、政策をアピールする場が増し、知名度も向上。供託金の100万円が必要だが、有効投票総数の10分の1以上を獲得すれば全額が返還される。たとえ落選しても、市議選で当選すれば〝浪人〟の期間は短く済む。

出展:異例の9人出馬 再投票なら多額の追加経費 千葉・松戸市長選(産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

「元市議」による売名と保身のための立候補です。いかに順法とはいえ、再選挙による多額の血税の「再度の投入」や市長不在の市政が懸念される行為は、心情的に納得できません。

元市議の候補者を確認してみます。

千葉県 松戸市(まつどし)
松戸市長選挙(2022年6月5日投票)
告示日:2022年5月29日
投票日:2022年6月5日
定数 / 候補者数:1 / 9
執行理由:任期満了
有権者数:(5月28日現在 414,926人)
投票率:(前回投票率29.33%)

NO 結果 得票数 氏名 年齢 性別 党派 新旧 肩書き
1 川井 友則 46 無所属 元県議
2 本郷谷 健次 73 無所属 市長
3 大谷 茂範 43 無所属 元市議
4 原 裕二 56 無所属 元市議
5 大橋 博 65 無所属 元市議
6 木村 美弥子 70 無所属 元市議
7 石塚 裕 42 無所属 会社員
8 山中 啓之 43 無所属 元市議
9 山本 太郎 48 NHK党 会社役員

選挙の結果、各候補の得票数はどのように「割れる」のでしょうか・・。

具体的に、松戸市長選挙2022の場合の、「法定得票数」と「供託金没収点」の票数が「何票」になる可能性があるのかを事項で確認して参ります。

【松戸市長選挙 2022】再選挙の可能性は?法定得票数と供託金没収点は何票か確認!

実は、同じ千葉県で過去に、市川市長選挙において、「法定得票数」に満たなかった為に、再選挙が実施されたケースがありました。実例を確認して、松戸市長選挙での予測に移りたいかと思います。

2017年実施の市川市長選挙が再選挙になった事例

事例2:市川市長選再選挙(2017年)
市長選の法定得票数は有効投票数の4分の1と定められています。

2017年の市川市長選では5人の候補者がいましたが、どの候補者も法定投票数に届きませんでした。法定投票数は2万9770票でしたが、一番多く得票していた候補でも2万8109票とわずかに届きませんでした。

2018年4月に再選挙が行われ、その際には当初の選挙で最多得票の候補者が当選しています。

出展:一番多く得票したのにやり直し!?「再選挙」が行われるケースとその事例 | 日本最大の選挙・政治情報サイトの選挙ドットコム

 

この市川市長選挙の場合、2017年の5人の候補の内、上位3名が再選挙で立候補し、決着がついています。

市川市長再選挙 – 2018年4月22日投票 | 候補者一覧 | 政治山

松戸市長選挙2022における「法定投票数」と「供託金没収点」の「票数」を試算

まず、前回、2018年の松戸市長選挙の選挙結果を見てみます。

松戸市長選挙(2018年6月10日投票)の場合
告示日:2018年6月3日
投票日:2018年6月10日
定数 / 候補者数:1 / 4
執行理由:任期満了
有権者数:402,300人
投票率:29.33%

NO 結果 得票数 氏名 年齢 性別 党派 新旧
1 66498 本郷谷 健次 69 無所属
2 28013 川井 友則 42 無所属
3 15867 ミール 計恵 48 共産
4 5902 中村 典子 40 NHKから国民を守る党

a)有効投票総数:116,280票
b)法定得票数(a/4):29,070票
c)供託金没収点(a/10):11,628票

トップの本郷谷氏が法定得票数をクリアし、かつ当選しています。

「供託金没収点」について。市長選挙の場合、立候補にあたり保証金にあたる「供託金100万円」を預けることになりますが、得票数が有効投票総数の「1/10」未満であった場合、没収となってしまいます。この「1/10」にあたる票数を「供託金没収点」と言います。泡沫候補の場合、没収覚悟で選挙に臨んでいます。

では、今回、2022年の松戸市長選挙の場合です。

松戸市長選挙(2022年6月5日投票)
告示日:2022年5月29日
投票日:2022年6月5日
定数 / 候補者数:1 / 9
執行理由:任期満了
有権者数:(5月28日現在 414,926人)
投票率:(前回投票率29.33%)30%で計算
今月1日現在の選挙人名簿登録者数は41万4968人。

NO 結果 得票数 氏名 年齢 性別 党派 新旧
1 川井 友則 46 無所属
2 本郷谷 健次 73 無所属
3 大谷 茂範 43 無所属
4 原 裕二 56 無所属
5 大橋 博 65 無所属
6 木村 美弥子 70 無所属
7 石塚 裕 42 無所属
8 山中 啓之 43 無所属
9 山本 太郎 48 NHK党

▼投票率30%で計算▼
a)有効投票総数:124,490票
b)法定得票数(a/4):31,123票
c)供託金没収点(a/10):12,449票

気になるのは、本来、最も早いであろう現職の本郷谷氏の出馬表明が、4月下旬までずれ込んだ事です。勢いが感じられません。これによって、票割れが加速するかと思われます・・。

再選挙となる可能性はかなり高いのではないでしょうか。

【松戸市長選挙2022】同日に投開票が実施される地方選挙一覧

「松戸市長選挙2022」と同日に投票が実施される地方選挙です。参院選2022を前に、与野系・野党系の支援や思惑が錯綜しています。

【まとめとご案内】松戸市長選挙2022で再選挙の可能性は?

2022年6月5日に投開票が実施される千葉県の松戸市長選挙が、異例の9人出馬となって、再選挙が懸念されるなか、法定得票数と供託金没収点の計算結果を元に再選挙の可能性を考察してみました。

以下にご紹介している記事は、気になった最近のニュースを「深掘りしてまとめた」ものです。